
「その殻の一片は蓋のようになっていて、赤貝やハマグリ等とは違う… 殻の一枚は船のようで、もう一枚は帆のようにし、まるで風に乗って走る帆船のようである。 このことからホタテ貝と呼ばれるようになった。」 (江戸時代の和漢三才図会より) とあります。 また、アイヌの伝承には実際に帆を立てた形で集団で海を移動するとの話が残っていますが、 最近の目撃例はありません。 |
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ホタテ貝は日本では本州の能登半島以北、東北地方、北海道、オホーツク海にかけて分布し、 水深5m〜30m位の綺麗な海の砂礫底で育ちます。 殻は1年で2cm、2年で6cm、3年で9cm内外に成長し、 10年近く経った殻は20cmを超えるものもあります。 通常2〜3年ものを漁獲しているそうです。 一年を通して出荷されますが、卵が大きくなる3〜4月(主に垂下式養殖もの)、 貝柱が大きくなる8〜9月(主に地撒き式もの)に多く水揚げされます。
堅い殻に守られて育ったホタテはあっさりした味わいとヘルシーさで 子供から大人まで誰もがおいしく食べられる海の幸。 刺身はもちろん煮ても、焼いても美味しさは変わりません。 またホタテには眼や脳の働きに良いと注目されるタウリン、 低脂肪で消化も良い良質の蛋白質、 味覚障害を予防し現代人に不足しがちな亜鉛、 貧血予防に効果があるビタミンB1・B12などがたっぷりと含まれています。 しかし、ウロと呼ばれる部分(中腸腺)には微量のカドミウムが含まれる為 食さないほうが良いそうです。 ★ 更に調理法など詳しくお知りになりたい方は … 北海道ぎょれんのホタテページ |
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北海道の噴火湾にある礼文華がホタテ貝の養殖発祥の地。 周辺には「噴火湾展望公園」、天然温泉「しおさい」、「キャンプ場」などがあり、 非常に景色の良い所です。
★ 豊浦町(礼文華等)について詳しくお知りになりたい方は … 豊浦町ホームページ |
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ホタテ貝は北海道だけでも年間約40万トンの水揚げがあり、 その可食部分は約2割程度で残りの約30万トン近くの貝殻が発生しています。 この貝殻を「生物資源」とみなし、道立研究所や大学などで活用方法を検討したところ、 加工の仕方により「抗菌性」、「消臭性」、「非熱性」、「吸水性」、「浄水性」などの機能があり、 役に立つ「生物資源」として利用できることが分かってきました。
エコドマス(株)はホタテ貝殻活用で環境改善に貢献する会社 エコドマス(株)は北海道の伊達市でホタテ貝殻の粒度分粉砕を行っている (株)北海道裕雅 と提携し、その焼成・粉砕した貝殻や粉末を利用して 環境改善に役立つ商品を製造・販売する会社として誕生しました。 また、ホタテ貝殻の再利用事業は (財) 北海道地域総合振興機構 (通称 はまなす財団) の支援事業となっております。 貝殻の製造工程 (1) 水産加工会社からボイルされたホタテ貝殻を購入し、一定期間寝かしておく。 (有機物・有機ガスの除去) (2) 一次粉砕 洗浄した丸貝を3〜5cm以下に粉砕する。 (3) 乾燥 350℃で15分間乾燥させる。 (4) 異物取り 石、テングス(ひも)、有機粉末等異物を除去 (5) 二次粉砕 4mm以下に角を取りながら粉砕する。 (6) 分級 サイズごとに7段階に分ける。 ホタテ貝殻の構造 貝殻は軟体動物の「外骨格」でその外形はさまざまですが、 その成分は炭酸カルシウム(CaCO3)の結晶と少量の連続した有機物質で 構成されています。ホタテ貝の場合、炭酸カルシウムの結晶は斜方晶系のアラレ石です。 断面は三層構造で、内面層は内面に対して垂直に数ミクロン幅の柱状、 アラレ石の結晶からなり、中間層は柱状のアラレ石の結晶が 90度ベニヤ板のように交差する交差板構造になっており、 この層が強度を担っています。柱状、アラレ石の結晶の断面は矩形状を呈しており、 断面の大きさは5ミクロン以下です。 ホタテ貝殻の成分データ
蛍光X線によるホタテ貝殻の定性・半定量分析結果
* Mgについては他の資料・方法による分析結果からの引用 |
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