2018.5.28 良心の痛み

どこかの国の指導者にからむ案件で、「モリソバ」だ「カケソバ」だと長引くドタバタ劇で「良心の痛み」を全く感じさせない名優に、半ば呆れ、半ば感心していたら、格闘技に近いスポーツ・アメフットの世界で似たような事件が起こってしまった。コーチや監督と言われる指導者は選手を育成し、強いチームにするためにいろいろな手法を使うことは理解できるが、いわゆる「禁じ手」を使ってしまったようだ。選手生命に危機感を感じさせる状況に追い込まれ、悩みながらも監督やコーチの意図を解釈した宮川選手(写真)が異例の記者会見でお詫びを述べた。宮川選手の言葉からは良心の痛みが伝わってくるが、指導者たちは何を守ろうとしているのか、言語明瞭・意味不明の記者会見を行い、フーテンの寅さんから「それを言っちゃーお終えよー!」と啖呵を切られそうな会見を行ってしまった。いづれも中心軸がずれている在り様に我が身もズレていないか心掛けたいものだ。