2016.3.7 「 30世紀へのメッセージ」

2016.3.7 「 30世紀へのメッセージ」
14年前に出版された「30世紀へのメッセージ」を読んだ。ペルーのフジモリ元大統領と高島康豪博士の対談を元にジャーナリストの早川和宏氏がまとめた本だ。出版してすぐに発禁本として扱われたそうだが、アマゾンにはまだ1冊あるようだ。発禁の理由は、ペルーの歴史の証言が一部の権力者に都合が悪かったからなのか、或いは近代科学では容認されていない微生物による常温での核融合や原子転換による地球蘇生の提案が良しとされなかったのか分からない。数百年前から貧しくとも自然と共生し比較的平穏に暮らしていたアジア・インディオ・黒人の住むところを武力に勝る白人系の国々が植民地化し、収奪と貧富の拡大を招き、現在の社会病理現象を招いたことは事実で、ペルーもその例外ではなく腐敗に陥っていた。それを学者出身のフジモリ元大統領が不退転の決意で指揮を採り、ペルーが蘇り、立ち直るところまでこぎつけたが、その一歩手前で濡れ衣を着せられペルーを追われ、今も尚投獄されるに至っている。以前は白人系の国々は武器で植民地化をしたが、現在は金融やエネルギー面からソフトに巧妙に植民地化を続けている。根底にある人種差別や科学思想を洗いなおしていかなければユートピアは難しいと痛感した。