2013.11.18 堤未果著「㈱貧困大国アメリカ」

2013.11.18  堤未果著「㈱貧困大国アメリカ」

先週15日にキャロライン・ケネディー駐日大使が着任された。新たな日米関係の基点となって欲しいものです。ただ以前にも紹介した堤未果さんの三部作の完結編「㈱貧困大国アメリカ」(写真)を読むと以前の民主的アメリカでなく多国籍企業群の意図の下に動く国に成り下がってしまったようです。「回転ドア人事」と揶揄される多国籍企業の役員が政府要職とを行き来する中で、「自由化」「民営化」「規制緩和」ナドの聞こえの良い言葉で包んで法律を多国籍企業群に都合の良いものに変えて来たのです。その結果が1%の富裕層と99%の貧困層を生み、さらには「いのち・医療」「食・農業」「教育」分野にまで経済原理を推し進め、命・文化・地球を破滅に追い込んできています。この完結編では1%の層がアメリカ国内で成功した手法を「人道支援」「被災地救援」「経済復興」「民主化」等の美名のもと、イラク・ハイチ・インド・メキシコ・アルゼンチン・韓国ナド世界の国々に推し進め、多国籍企業と手を握った一部の層以外の人々を貧困層(現代版奴隷)に追いやっているのです。次に行なっていることはNAFTA・FTA・TPPなどの国際法を諸国と締結し、その国の国内法に優先させることで多国籍企業群の収奪システムを完成させることです。わが国の総理が「世界で一番企業が活躍しやすい国を目指す」といっていることは「わが国の文化を壊し、大多数の国民を奴隷的存在にします」と宣言しているようなものです。是非一読をお奨めします。