2012.4.23  樅の木と塗り壁

以前低温乾燥による杉材の素晴らしさをご紹介しましたが、弊社とお取引させていただいている㈱日本ISJ研究所さんの扱うユニークな建材を東京の介護施設に使われるというので見学に行ってきました。今回は介護室の腰壁に樅の板を貼り、その上の壁と天井を塗り壁で仕上げる(写真)とのことでした。樅の木はクリスマスツリーなどでは良く聞きますが建材には暴れる度合いが強いので積極的に使われていませんでした。日本ISJ研究所さんは樅の素晴らしさに気づき、建材として使えるように工夫されたのです。この、樅の木の仕上げは既に住宅の床材や壁材として好評を得ただけでなく、京都や九州の医療施設や介護施設にも使っており、入所者からも施設の管理者からも高い評価を得られているとのことです。自然乾燥させた樅の木には臭いや湿度の調節力が高いのです。そればかりでなく癒し効果というか蘇生力としかいえない効果が見られるというのです。東京のこの介護施設での今後の評価が期待されます。