2011.7.18  ガラス断熱

関東地方では連日35℃を超える暑さです。電力不足が叫ばれる中、省エネの節電対策にいろいろな工夫をされてきています。特に建物では開口部の窓ガラスの対策が重要です。今では単板ガラス窓であっても手軽に取り付けられる内窓「インプラス」などの商品が登場して効果をあげています。しかし、通風をしようとすると2回窓を開けなければならないことや部屋が狭く感じるなどの欠点もあるため、まだまだガラスに断熱塗料をコーティングする方法(写真)も人気があります。単板ガラスに塗るだけで、ペアガラス並の断熱性能になり、紫外線は95%以上カットしますので日焼けもおこりません。また内窓よりも値段を抑えることができることが魅力です。今の時期ですと窓の外と内側それぞれ10cmのところの温度を測ると7~10℃近く内側が低くなります。しかし部屋全体ですと2~3℃の低減となりますので、体感温度としては涼しくなるということはあまりありませんが、冷房機器の電気代としてみるとかなり低減できることが実感できます。お部屋の使い方により、内窓方式や塗料方式を選択していただけると良いと思います。