2011.5.30  麻(ヘンプ)の早期復権を

有用で神聖な植物である「麻」の復権を啓蒙している中山康直氏(写真中央)のトークが25日に開催されました。30人定員のところ50名を超える人が訪れ急遽芝生の庭で行なうことになりましたが、鳩山町民らの熱い反応に麻への関心も高まってきている印象を受けました。中山氏は浜岡原発から2Kmのところにある実家で青年期まで過ごしたキャリアを持ち、震災後の南相馬市と石巻市で復興を推進している有志から招かれて、麻を使った復興提案をして討議してきたばかりとのことでした。福島の放射能汚染の除去対策や塩害を受けた土壌の早期地力回復に使えるだけでなく、エネルギー資源として、食料資源として、繊維資源として、さらには健康食品・医薬品としての有力な原料として期待できることを熱く語りました。今は法律で研究や利用する道が絶たれていますが、国民の認識を深めることにより、既にヨーロッパ各国では栽培が許可されている「麻」をわが国でも再度使えるようにして、千年以上もの伝統のある麻の文化を復興したいとの想いが会場に満ち溢れました。