2010.12.22 白華現象を防ぐ

24日(金)から29日(水)まで今年最後の左官工事を行ないます。「ホタテ白壁」はもちろん「さわわ」には固化材として「消石灰(水酸化カルシウム)」を配合しています。消石灰は空気中の炭酸ガスを吸って年々固くなっていきますので経年による劣化が少なく、ポロポロと表面が落ちることもなく、またアルカリ性を保つことによりカビにも強いメリットがあります。しかし、冬場気温が低い時の施工は要注意なのです。塗って乾くまでの間に冷たい風があたったり、5℃以下の気温が続くときは消石灰が浮き出て部分的に色が白くなる白華現象が起きて仕上がりが汚く見えてしまうのです。冬場の施工時には天気予報の確認と温度計が必須で、気温が低くなる時は冷たい風を当てないことと、部屋を暖めて表面から水分を早めに飛ばす配慮が欠かせないのです。