2010.11.22 匠の技の家③ 左官工事

和室に珪藻土とホタテ貝殻の左官材「さわわ」を塗りました。色は「淡いベージュ」で仕上げは「撫で切り」というフラットな仕上げです。写真はまだなま乾きでムラになった状態です。押入れには漆喰壁の「ホタテ白壁」を塗っています。床の間の壁あたりに小さなオーブも映っています。床柱と床板(養生してあります)は櫟(いちい)で成長がじつにゆったりとした針葉樹です。80年経っても直径が25cmに満たないほどの成長で、桧よりも堅く、強度もあります。成長が遅いため年輪が密で木肌は赤くなめらかです。昔から優良な材として評価の高い木です。